転職を考えた時に検討してほしいこと
何年か仕事をしていて、一度も転職を考えたことがない人は少ないのではないかと思います。
辛い仕事が続いた時、同期と比べて成長できているか不安なとき、友人と自分の待遇を比較してしまった時など、自分の仕事に疑問をもつきっかけは様々です。
そうした時に、真剣に転職に向かって踏み出すべきなのか?
それとも、我慢して現職に留まるべきなのか?
という問いをまずは検討することが必要と考えます。
転職は大きな労力を必要としますし、重要な決断ですから焦りは禁物です。
また、日本においては年功序列制度の影響が強いため、一つの組織に長く在籍することのメリットはまだまだ大きいと言う事情もあります。
昇給などのメリットをみすみす手放してしまった、と後悔しないよう、まずはこうした観点から検討してみては、というポイントをまとめました。
転職したい理由を突き詰める
まずは自分の中で、なぜ転職したいのかをはっきりさせることです。
転職したい理由は、仕事内容でしょうか、人間関係でしょうか。
仕事内容の場合、それは成長が望めないからでしょうか、労働時間が長すぎるからでしょうか。
人間関係の場合、上司と合わないのでしょうか、同僚の理解が得られないからでしょうか。
職場で赤裸々に原因を言って退職する人はほとんどいませんが、家族や転職エージェントなどに転職の背景を説明しなければならない時は必ずやってきます。
そうした時に、転職が必要かどうか判断する/コメントを貰うためというのもありますが、同じ理由で再度転職するようなことにならないよう、しっかりと理由を整理することが必要です。
もしかしたら、整理しているうちに「やっぱり大したことないかもしれない」「この状況は一時的なものに過ぎない」など、冷静に考え直せるきっかけもあるかもしれません。
異動で解決できないか考える
仕事内容や人間関係などの悩みは、異動したらあっさり解決できるものも少なくありません。
深刻に健康が脅かされている、などの切羽詰まった状況がなければ、異動や担当業務の変更を待つと言うのも手です。
ただ待つだけではなく、異動や担当変更ができるか上司にかけあったり、同僚に相談したりすることも可能性としてあり得ます。
ただし、組織で働いていれば要望が通らないこともあるでしょう。
そもそもの組織の規模が小さい場合、異動しても顔を合わせるメンバーは大して変わらず、問題が解決しない場合もあります。
いかがでしたでしょうか。
ボリュームが多くなりそうなので、次回の記事で続きを書きたいと思います。