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働くハツカネズミぶろぐ

働きながら感じたことをつらつら書き綴ります。インフラ企業下っ端。

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リーガル・ハイ

堺正人演じる古美門弁護士と、新垣結衣演じる黛弁護士が、喧嘩しながら数々の訴訟を手がけていくコメディ。

ドラマのレビューです。

 

あらすじ

大手弁護士事務所の日和見主義に嫌気の刺した黛弁護士は、ひょんなことから古美門弁護士のもとで働くことになる。

古美門は敗訴を知らない勝訴100%の最強弁護士。

正義感が強くうぶな黛は、古美門のやり方に疑問を憶えたり、葛藤しつつも弁護士と言う仕事のなんたるかを学んでいく。

 

 

シナリオの特徴

古美門の態度はいちいち最低だけど笑、職業人としての姿勢はぶれないのでとても見ごたえがありました。

黛の青臭さを「朝ドラのヒロイン」と描写してこき下ろしつつも、ちゃんと指導していますし。

法律は正義が勝つことを保証する制度ではなく、不完全な人間同士の争いにある程度の道筋をつけていくためのツールである、というバランス感覚は納得です。

人間の不完全さを手玉に取りつつ、法律と言うルールの中で裁判を転がす展開が毎回面白いです。

転がしきれてない時もあったけど。笑

あと、古美門なり周りの人なりから黛に与えられるヒントを、各回の終盤で古美門が
ズバッと実践しているくだりが幾つかありました。

いちいち説明されないけど、伏線としては面白かったので注目されたし。

 

脇役もいちいち個性が光ってるしコメディとしての完成度もかなり高いでしょう。
だいまんぞく。

一方で、インフラ産業に関わる者としては第4話、第9話、第10話あたりを少し複雑な
気持ちで眺めてしまうくらい、シリアスで皮肉な視点もそなわっています。

こういうことは、おそらく現実によく起こるんでしょう。

 

びっくりするほど痛快でためになる法律ドラマです。

法律について興味や知識がなくても楽しめる内容になっているところが、脚本や監督の技量の賜物なのでしょう。

驚きです。