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働くハツカネズミぶろぐ

働きながら感じたことをつらつら書き綴ります。インフラ企業下っ端。

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鹿男あをによし

再びドラマのレビューです。

原作の小説はまだ読んでないんですけれども、感想を忘れないように書いときます。

 

 

 

あらすじ

込み入った事情から奈良で女子高の先生をすることになった主人公が、突然鹿に日本語で話しかけられ、日本を救う儀式を行うために「眼」を探して奔走する羽目になる万城目ファンタジーの映像化作品。

鹿に叱咤激励され、見えない敵や味方の正体を探りながら、奈良、京都、大阪の三つの都市を舞台に展開するミステリー。

 

続きが気になる展開

謎の少女・堀田イトや、謎の美女・長岡先生の正体も徐々に明らかになっていくうえ、「眼」をめぐる手に汗握る展開が素晴らしかったです。

観ていてずっと飽きなかった。

前半部一番のヤマ場は、多部未華子演じる堀田イトが大活躍する剣道の試合。

多部ちゃんがむちゃくちゃかっこいいです。

部員のみならず学校全体が試合の行く末を見守ることになるっていう展開も、期待と緊張をますます高めてくれる。

そして剣道と言う競技そのものに対する尊敬と憧れが生まれること間違いナシ。笑

 

個性的な登場人物

綾瀬はるか演じる藤原君は、原作では男性らしいのですが、元からこの人のために作られた人物じゃないのかと思うほど、違和感なく物語や他の登場人物との絡みにハマっていました。

鹿さんすら翻弄する藤原君おそるべし。

そして、全体を通して主人公や藤原くん、堀田イトを見守っていてくれるのが佐々木蔵之介演じるシゲさんだった。

賢くて落ち着いていて、こんな先生がいたら多感な生徒も安心して尊敬できるなと思うような人物です。

主人公を演じる玉木宏さんはイケメン俳優のはずなのに、ちゃんと情けないキャラクターに見えてきます。

俳優さんて凄いなと感心してしまいました。

物語の面白さと、登場人物+登場鹿のキャラクターの魅力と、どちらも文句の
つけようのない快作でしたー。

 

奈良や京都の町並み

そこここで映し出される奈良の風景も、趣があってとてもいい感じです。

主人公の勤め先であり、鹿の住む奈良公園がある奈良市内。

興福寺春日大社などの寺社仏閣や奈良公園の鹿、奈良町のこじゃれた雰囲気などなど。

何気に大阪ディスり気味ではありますが、大阪の場面もあります。

道具筋という場所があるのを初めて知りました。

京都の風景も、長岡先生との絡みから何度か映し出されていました。

関西旅行に行きたくなる映像作品です。

 

いかがでしたでしょうか。

和製ファンタジーということで敬遠せず、ぜひたくさんの人に観ていただきたいです。